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エンディングノートの書き方と見本|記入項目やおすすめサービスを紹介

エンディングノートの書き方と見本|記入項目やおすすめサービスを紹介

エンディングノートは、自分の最期に備え、家族や大切な人に向けて自分の意思を伝えるための重要なツールです。

自分の思いを整理し、後に残る人々がスムーズに手続きを進められるようにするために、エンディングノートは大変役立ちます。しかし、どう書き始めればいいのか、どんな項目を記入すればよいのか分からない方も多いでしょう。

この記事では、エンディングノートの書き方や見本、具体的な記入項目を紹介します。おすすめのサービスもお伝えしますのでぜひ最後までご覧ください。

これを参考に、あなたも一歩を踏み出して、エンディングノートを作成してみてくださいね。

エンディングノートの書き方

エンディングノートを書く際は、まず「自分が家族に何を伝えたいか」「どんな情報を残しておくべきか」を考えることから始めましょう。書く目的を明確にすることで、必要な情報を漏れなく的確に記載することができます。

始めに、葬儀や財産分配、必要な書類の管理方法、生活上のお願いなど、大まかな項目を思いつくまま書き出してみます。作成したリストをもとに、具体的な内容を少しずつ埋めていきましょう。

一度に全部書こうとせず、少しずつ書き進めることが重要です。こうすることで、後から見返したときに分かりやすく、整理されたものになります。

エンディングノートに特別な形式はありません。手書きでもパソコンを使っても構いませんので、ご自身が書きやすい方法で進めることが大切です。

無理に急いで完成させる必要はなく、時間をかけて少しずつ書き進めることで、ご自身が伝えたいことがしっかりと表現されるでしょう。

エンディングノートの見本

エンディングノートは自分の意思を家族に伝える大切なツールです。以下は、エンディングノートの一部の見本です。この見本を参考にして、具体的な内容を記入してみましょう。

葬儀の希望

「家族葬を希望します。親しい友人のみを招待し、静かな場所で行いたい。」
「葬儀の際には、○○の『△△』を流してください。私が生前によく聴いていた曲です。」
「花はシンプルに。特に好きな花はバラとユリです。」

病気になったときの希望

「ありのままを告知してほしいです」

「食事がとれなくなったときは胃ろうによる栄養補給を希望します」

「延命治療や終末期医療については〇〇(家族)の判断に任せます」

エンディングノートに記入する内容はとても個人的なものです。あなたの考えや希望を反映させることが大切ですので、上記の例を元に、ご自身の具体的な希望を記入してみてくださいね。

エンディングノートの記入項目

エンディングノートの記入項目は、誰に向けて書くかによって少し異なりますが、最低限必要な項目は共通しています。

まずは自身の情報として以下の項目を記載しましょう。

自身の情報
  • 基本情報(名前、生年月日、住所、電話番号など)
  • いざというときの連絡先一覧
  • 家系図
  • 今後の希望(病気になったとき、終末期医療を受けるとき)
  • 葬儀やお墓の希望
  • 自身の幼少期からのエピソード
  • 大切な人へのメッセージ
  • 遺言書の有無 

次に「財産の整理」について記載します。これには、銀行口座番号や預金額、ローンの内容、保険契約の内容、投資に関する情報、所有している不動産相続に関する指示などを記入します。

エンディングノートに記入する項目は、あなたの意向を家族にしっかりと伝えるための重要なものです。項目ごとに丁寧に記入することで、後々のトラブルを避け、家族が困ることなくあなたの意思を尊重できるようになります。時間をかけて、少しずつでも完成させていきましょう。

無料で使えるエンディングノートおすすめサービス

無料で使えるサービスとしてSouSouのエンディングノートがおすすめです。質問に答えるだけで簡単に作成でき、パソコンやスマホを使っていつでも編集ができます。紙のノートとは違い、ライフイベントや状況の変化に合わせて書いてある内容を、最新の状態に更新できるのが特徴です。

さらに、設定された質問だけでなく、自分で新たな質問や回答を追加することもでき、自由度の高いカスタマイズが可能です。家族や友人にアカウントを管理してもらうことで、いざという時にノートが見つからない心配もありません。

また、各項目ごとに公開時期や共有相手を設定できるため、大切な人に必要なタイミングで意向を伝えることができます。

基本料金無料で利用できるSouSouは、手軽さと安心感を両立したエンディングノートサービスとして、多くの方におすすめです。

エンディングノートを記入するときに気を付けること 

エンディングノートは気軽に始めることのできるツールですが、記入するときにいくつか気をつけることがあります。

その1 法律的な効力を持たないことを理解する

第一に、エンディングノートは法律的な効力を持たない点に注意が必要です。たとえば、財産の分配や遺産相続に関する記載があったとしても、それは法的な拘束力を持つ「遺言書」とは異なります。家族がその内容を尊重するかどうかは任意であり、法的な保証がありません。

特に遺産分割や相続に関する重要な決定は、エンディングノートに記載された内容だけでは、後に争いが起きるリスクがあるため、遺言書を作成しておくことが求められます。

遺言書を作成することで、相続人間のトラブルを防ぎ、自分の意思を正確に反映させることが可能です。

エンディングノートはあくまで自分の希望や考えを家族に伝える補助的な手段であり、遺言書と組み合わせて使うことで、より確実に自分の意思を伝え、家族の負担を軽減することができます。エンディングノートと遺言書を目的に応じて、適切に活用することが大切です。

その2 内容は具体的に記載する

第二に、エンディングノートに希望や意図を記載する際は、できるだけ具体的に書くことが重要です。抽象的な表現では、残された家族が内容を正しく理解できず、解釈が分かれる可能性があります。

希望する行動や状況を詳しく記載するよう心がけましょう。

たとえば、「好きな音楽を流してほしい」とだけ書くのではなく、具体的な曲名やアーティストを挙げておくと、家族が迷わず対応できます。

その3 個人情報の取り扱いに注意

第三に、エンディングノートには金融情報、パスワードなどの機密性の高い個人情報が含まれることがあるため、情報が漏洩したり不正利用されたりしないよう、対策をとる必要があります。

エンディングノートは、安全な場所に保管することが重要です。鍵付きの引き出しや金庫などに保管し、デジタルデータの場合はパスワード設定やバックアップ、暗号化ソフトで情報保護を強化しましょう。

また、医療情報やパスワードなどの詳細はノートに記載せず、保管場所だけ記載する方法も有効です。ノートの内容は信頼できる家族や代理人に伝え、他の人には必要に応じて公開するようにすると、情報漏洩を防げます。

エンディングノートに記載する内容の具体性とセキュリティのバランスを保つことで、家族が正しく意思を受け取れるように準備できます。

家族のために大切な意思や情報を残しておこう

エンディングノートは、ただ自分の意思を伝えるだけではなく、家族が困らないようにするための大切なツールです。

もしもの時に家族がスムーズに対応できるよう、早いうちから準備を進めておくことが大切です。

自分の希望や思いを記録することで、後に残された家族は安心し、負担が軽減されます。また、感謝の言葉や人生観を伝えることで、あなたの人生を振り返るよい機会にもなるでしょう。

エンディングノートを作成することは、決して悲しいことではなく、家族に対する思いやりの表れです。自分の意思や大切な情報を整理し、家族への最後の贈り物をしておきましょう。

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この記事を書いた人

株式会社そうそうのメンバーから組織されるSouSou Media編集部は、人やペットのエンディング分野に関するお役立ち情報や"縁起"を形にするエンディングプラットフォーム「SouSou」に関連する情報を記事形式で発信しています。

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