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デジタル終活は何から始める?具体的な手順を5ステップで解説

スマートフォンやインターネットサービスが生活に欠かせない存在となった今、「自分に万が一のことがあったとき、デジタル上の情報はどうなるのだろう」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

銀行口座やSNS、クラウドに保存した写真など、デジタル上に残る情報や資産は「デジタル遺産」とも呼ばれ、適切に整理しておかないと家族が対応に困るケースも少なくありません。

こうした課題に備えるのが「デジタル終活」です。難しそうに聞こえるかもしれませんが、特別な知識がなくても、順番に取り組めば着実に進められます。この記事では、デジタル終活を何から始めればよいか迷っている方に向けて、具体的な手順を5つのステップでわかりやすく解説します。

目次

1.デジタル終活は何から始める?

デジタル終活とは、自分が利用しているデジタルサービスやオンライン上の情報を生前に整理し、万が一の際に家族が困らないよう備えておくことです。「終活」と聞くと高齢者向けのイメージを持たれがちですが、スマートフォン等のデジタルデバイスを日常的に使っている方であれば、年齢を問わず取り組む意義があります。

大切なのは、最初から完璧に整理しようとしないことです。デジタル終活は、一度にすべてを完了させる必要はありません。まずは自分がどのようなサービスを利用しているかを把握することが、最初の一歩となります。全体像をつかむだけでも、その後の整理がスムーズに進みます。

焦らず、できるところから始めることが、デジタル終活のポイントです。

2.デジタル終活の始め方5ステップ

デジタル終活をスムーズに進めるには、取り組む順番が重要です。全体を一気にやろうとすると途中で止まってしまいがちですが、ステップに沿って進めることで、無理なく整理できます。ここでは、基本となる5つのステップを順番にご紹介します。

(1)使っているサービスを書き出す

まず行うべきは、自分が利用しているデジタルサービスをリストアップすることです。スマートフォンにインストールされているアプリ、普段使用しているメールアカウント、クレジットカードの明細などを手がかりに確認していくと、意外と多くのサービスを利用していることに気づくはずです。

紙に書き出す方法もありますが、終活アプリを活用すると効率的です。あらかじめよく利用されているサービスの項目が用意されているため、該当するものを順に埋めていくだけで一覧を作成することが可能です。

(2)重要なものから優先順位をつける

サービスの一覧ができたら、次は重要度に応じて優先順位をつけましょう。すべてを同時に整理しようとすると負担が大きくなるため、影響が大きいものから順に取り組むことが大切です。

特に優先したいのは、ネット銀行や証券口座、生命保険などの金融サービス、メールや連絡手段として使っているアカウントです。これらは家族が相続手続きや連絡の対応をする際に特に重要となります。重要度の高いものから着実に整理することで、万が一の際にも家族が必要な情報にアクセスしやすくなります。

(3)家族に伝える情報と非公開情報を分ける

整理した情報のすべてを家族と共有する必要はありません。金融口座の情報や重要な連絡先など、万が一の際に家族が必要とする情報と、プライベートな記録など本人のみが管理すれば十分な情報とを区別することが大切です。

共有する情報と非公開にする情報の範囲をあらかじめ決めておくことで、整理の際の判断がしやすくなり、精神的な負担も軽減されます。

(4)エンディングノートやアプリにまとめる

整理した情報は、家族が後から確認できる形でまとめておくことが重要です。方法としては、エンディングノートに手書きでまとめる方法と、デジタルツールを活用する方法があります。

紙とデジタルにはそれぞれ特徴があるため、自分に合った方法を選ぶことが重要です。場合によっては両者を併用することで、各方法のメリットを最大化することも可能です。

終活アプリとエンディングノートそれぞれの特徴やメリット・デメリット、実際に作成する際の注意点については、関連記事をご参照ください。

内部リンク:003_終活アプリとは
内部リンク:004_エンディングノートとは

(5)定期的に見直す

デジタル終活は、一度整理したら終わりではありません。特にデジタルサービスは情報の入れ替わりが激しく、新しいサービスを登録したり、解約したりすることも多いため、定期的に内容を見直して最新の状態に保つことが大切です。

そこで、半年に一度、あるいは年度の切り替わりのタイミングなど、自分なりの「見直し時期」を決めておくと継続しやすくなります。情報が古いままだと、いざというときに役立たない可能性があるため、更新を習慣化することを意識しましょう。

3.デジタル終活で整理すべきもの

デジタル終活で整理する対象は、日常的に利用しているデジタルサービス全般にわたります。代表的な項目は以下の通りです。

スマートフォン・パソコン:端末のロック解除方法(PINコード・パスワード)を記録しておきましょう。家族が端末にアクセスできないと、その後の手続きが困難になる場合があります。メール・ID・パスワード:各種サービスへのログイン情報を整理します。メールアドレスはさまざまなサービスと連携していることが多く、特に重要です。ネット銀行・証券・キャッシュレス決済:金融に関する情報は、相続手続きの際に必要となるため、口座の種類や残高確認の方法も合わせて整理しておくと安心です。SNS・クラウド・写真データ:SNSアカウントの取り扱い方針(削除するか、追悼アカウントにするかなど)や、クラウドに保存した写真・データの共有方法も確認しておきましょう。

これらを一覧で把握することで、全体像が見えやすくなります。具体的な整理の仕方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

内部リンク:002_デジタル終活整理

4.デジタル終活を始めるタイミング

デジタル終活は、特定の年齢になったら始めるものではありません。スマートフォンやインターネットサービスを日常的に利用している方であれば、今すぐ始めることができます。むしろ、健康で時間に余裕があるうちに取り組んでおくことが、余裕をもって整理できるという点で大きなメリットとなるでしょう。

40代・50代になると、親の介護や相続を経験する機会が増え、デジタル終活の必要性をより身近に感じるようになる方が多い傾向があります。もっとも、デジタルサービスの利用量が多い若い世代にとっても、整理すべき情報は決して少なくありません。

「まだ早い」と感じていても、思い立ったタイミングが始めどきと考え、無理のない範囲で進めていきましょう。

5.デジタル終活を無理なく続けるコツ

デジタル終活は、一度で完了するものではなく、継続して取り組むことが大切です。ただし、最初から完璧を目指すと負担が大きくなり、途中で手が止まってしまうこともあります。

無理なく続けるためには、進め方に工夫を取り入れることが重要です。ここでは、デジタル終活を長く続けるためのコツをご紹介します。

(1)一度にやろうとしない

デジタル終活でつまずく原因のひとつが、「今日中にすべて終わらせよう」という意気込みです。情報量が多く、途中で疲れてしまうと、その後の取り組みが遠のいてしまいます。

そこで、まずは「今日はSNSアカウントだけ整理する」といった具合に、範囲を小さく区切って取り組むことが大切です。小さな達成感を積み重ねることで、無理なく前進できます。完璧を目指すより、少しずつでも前に進む姿勢が、デジタル終活を継続するうえで最も重要です。

(2)定期的に見直す

生活環境が変わると、利用するサービスも変化します。引越しや転職、新しいサービスへの加入など、ライフイベントのたびに情報が変わることもあるため、定期的な見直しが欠かせません。

半年ごとや誕生日のタイミングなど、自分のスケジュールに合った見直しサイクルを設定しておくと、習慣として定着しやすくなります。「更新するタイミング」をあらかじめ決めておくことが、継続のカギです。

(3)家族と相談する

デジタル終活は本人が主体となって進めるものですが、家族とコミュニケーションをとりながら進めると、よりスムーズに整理できます。特に「どの情報を共有するか」という点は、家族の意向も踏まえて決めることで、後のトラブルを防ぎやすくなります。

共有する範囲や伝え方について事前に話し合っておくことで、万が一の際に家族が迷わず対応できるようになります。終活は「自分のため」でもありますが、「家族のため」でもあるという視点を持って取り組むと、モチベーションも維持しやすくなります。

まとめ|デジタル終活は早めに始めるのがおすすめ

デジタル終活は、家族の負担を減らすための大切な準備です。スマートフォンやネットサービスが当たり前になった現代では、デジタル上の情報を整理しておくことは、従来の終活と同様に重要な意味を持ちます。

大切なのは、まず「使っているサービスを把握すること」から始め、少しずつ整理を進めていくことです。完璧を目指さなくても、整理された情報が少しでもあるだけで、家族の対応は大きく変わります。今日できることから、無理のない範囲で始めてみましょう。

デジタル終活の始め方に関するよくある質問(Q&A)

最後に、デジタル終活の始め方に関するよくある質問とその答えをまとめました。

Q1.デジタル終活は何から始めればいいですか?

まずは、自分が利用しているサービスを書き出すことから始めましょう。スマートフォンのアプリやメール、クレジットカードの明細を参考にリストを作ることで、全体像が見えてきます。一覧を作成するだけでも、その後の整理が格段に進めやすくなります。

Q2.デジタル終活は何歳から始めるべきですか?

年齢に関係なく、スマートフォンやネットサービスを利用している方であれば、いつでも始めることができます。40代・50代から取り組む方が増えていますが、デジタルサービスの利用量が多い若い世代にとっても、早めに備えておくことが将来の安心につながります。

Q3.デジタル終活はどれくらい時間がかかりますか?

一度ですべてを終わらせる必要はありません。一つのカテゴリを整理するだけでも、30分〜1時間程度で進められます。少しずつ取り組むことを前提に、自分のペースで進めていくことがおすすめです。

Q4.デジタル終活は家族と一緒に行うべきですか?

基本的には本人が主体となって進めることが大切ですが、どの情報を共有するかについては家族と相談しておくのがおすすめです。特に共有する範囲を決めておくと、万が一の際に家族がスムーズに対応できます。

Q5.デジタル終活にはアプリが必要ですか?

アプリは必須ではありませんが、活用することで情報の整理・管理・共有がしやすくなります。終活アプリにはサービスの項目があらかじめ用意されているものも多く、初めての方でも取り組みやすい工夫がされています。紙のエンディングノートと組み合わせて使う方法も有効です。

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この記事を書いた人

株式会社そうそうのメンバーから組織されるSouSou Media編集部は、人やペットのエンディング分野に関するお役立ち情報や"縁起"を形にするエンディングプラットフォーム「SouSou」に関連する情報を記事形式で発信しています。

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