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訃報の連絡に対する適切な返信ラインの例文|送信時の注意点

訃報の連絡に対する適切な返信ラインの例文|送信時の注意点

ラインで訃報の連絡を受けた際、どのように返信したら良いのか悩んだ人もいるはずです。普段の生活では滅多に受けることのない連絡のため、返信の内容に困る人もいるでしょう。書き方や注意点を押さえておかないと不適切な内容のメッセージを返してしまう可能性があります。

ここでは、訃報の連絡に対する適切な返信ラインの例文や訃報の返信をラインで送信するときの注意点、訃報を受けた後にすべきことなどについて紹介します。

目次

訃報の連絡に対する適切な返信ラインの例文

訃報の連絡を受けた際、返信の内容に困る人もいるのではないでしょうか。友人や親戚、仕事関係の人など、相手によって返信内容は変わってきます。

訃報の連絡に対するラインの適切な返信ラインの例文を関係性ごとに4つ紹介します。

  • 友達の場合
  • 会社関係の場合
  • 親戚の場合
  • 親しくない人の場合

友達の場合

第1に、友達の場合です。関係の深さにもよりますが、少し砕けた内容でも問題ありません。しかし、砕けすぎると相手に軽い印象を与えてしまうので、最低限の礼儀とマナーは守りましょう。


この度は〇〇様のご逝去に際し 心よりお悔やみ申し上げます
葬儀の準備や各所への連絡などで忙しい時に連絡をして申し訳ございません
しばらくの間大変だと思いますが無理をせず 体調に気を付けてください
私でお手伝いできることがあればいつでも声をかけてください
こちらのメッセージへの返信は不要です

会社関係の場合

第2に、会社関係の場合です。取引先や会社の上司に送る場合は丁寧な言葉を心掛けましょう。同僚や部下の場合、仕事の負担に対して周りに迷惑をかけていないか気にしていることもあります。仕事のことは気にせず、休んで欲しいことや故人との時間を大切にしてほしいことを伝えましょう。

例 取引先 上司
この度は〇〇様のご逝去に際し 心よりお悔やみ申し上げます
本来であれば直接お伺いしお悔やみを申し上げたいところではございますが 諸事情により葬儀に参列できず申し訳ございません
まずは略儀ではございますが ラインにてお悔やみ申し上げます
〇〇会社 〇〇(部署名、役職、名前)
なお こちらのメッセージへの返信は不要でございます

例 同僚や部下
この度は〇〇様の訃報に接し 心からお悔やみ申し上げます
葬儀の準備などで大変なときかと存じます 仕事のことは心配せず 〇〇様との大切な時間をお過ごしください
仕事で気になっていることや不安なことがあればサポートいたしますので 遠慮せずご相談ください
このメッセージへの返信は不要です

親戚の場合

第3に、親戚の場合です。幼いころからお世話になっている相手なので、一言故人との思い出を添えるとよいでしょう。より哀悼の気持ちを伝えることができます。


この度は〇〇様の訃報に接し 心よりお悔やみ申し上げます
〇〇様には幼いころとても良くしてもらいました
お礼の言葉も言えないままお別れすることになってしまい とても残念です
私で手伝えることがあれば 遠慮なくお申し付けください
大変な時だと思いますが どうか無理をされずご自愛ください
このメッセージへの返信は不要です

親しくない人の場合

第4に、親しくない人の場合です。普段あまり連絡をとることが無い人から訃報の連絡がくることもあるでしょう。親身になりすぎると相手に違和感を与えることがあります。相手との距離感に注意し返信しましょう。


この度は〇〇様の訃報に接し 心よりお悔やみ申し上げます
本来であれば直接お伺いしお悔み申し上げたいところですが 都合に伺うことができず 略儀ではありますが ラインのメッセージにて失礼いたします
大変な時かと存じますが 無理をなさらず お身体に気を付けてお過ごしください
こちらのメッセージへの返信は不要です

訃報の返信をラインで送信するときの注意点

訃報の連絡をラインで受けた際、何に注意して返信したらいいか悩む人も多いのではないでしょうか?注意点を把握していないと相手を不快にさせたり、迷惑を掛けてしまったりする可能性があります。

ここでは、訃報の返信をラインで送信するときの注意点を3つ紹介します。

  • 注意1 内容は簡潔にまとめる
  • 注意2 忌み言葉を使わない
  • 注意3 絵文字は使用しない

注意1 内容は簡潔にまとめる

第1に、内容は簡潔にまとめることです。短くすることで読む相手の負担を軽くでき、相手からの返信も短くできます

大切な家族を亡くした悲しみの中、葬儀の準備をしているところに長文のラインが届くと相手の負担になります。また、読むのに時間がかかるだけでなく、知らない内に疲労も溜まるでしょう。

受け取った側は、故人や遺族を想い連絡してくれたメッセージを無下にはできないません。ですが、忙しい準備で疲れているときに長文のメッセージを読むのは思っている以上に負担がかかります。訃報の返信は読む人の負担も考え、なるべく短くまとめるように心掛けてください。

また、訃報の返信の相手が日頃からよく連絡を取り合う親しい間柄であっても丁寧な言葉遣いを心掛けましょう。ラインは手軽に連絡が取れる手段ですが、普段と同じように返事を返してしまうと、故人の死を軽いものと捉えていると誤解される可能性があります。

きちんと自分の気持ちが相手に伝わるように丁寧な内容の文章を意識し、追悼の意や相手を想う言葉はシンプルにまとめて伝えましょう。

注意2 忌み言葉を使わない

第2に、忌み言葉を使わないことです。相手に不快感や悪い印象を与える可能性があるためマナー違反とされます

忌み言葉は不吉を想像させる言葉や不幸が続くことを表します。「死ぬ」や「亡くなった」などの言葉は直接的に「死」を相手に連想させます。

また、「いろいろ」や「たびたび」といった同じ言葉を続けて使うことを重ね言葉と言い、不幸なことが重なると暗示していたり、「苦しむ」や「消える」といった言葉は不幸を思わせたりする言葉になります。同様に「4」や「9」の数字も「死」や「苦しい」といった言葉を想像させるので使用しない方がよいでしょう。

重ね言葉度々、重ね重ね、ますます、いろいろ
直接的な表現死ぬ、生きていた、急死
不幸を連想させる言葉苦しむ、消える、終わる

忌み言葉は不幸事を連想させたり不快感を遺族に与えたりする言葉のため、訃報の連絡に対する返信に適切ではありません。相手の気持ちを気遣い、言葉選びに注意しましょう。

注意3 絵文字は使用しない

第3に、絵文字は使用しないことです。訃報の返信には不適切になります。

絵文字や顔文字、スタンプは普段から使用している人は多いでしょう。これらは自分の気持ちをわかりやすく表現できる便利な機能です。自身の感情を相手にも簡単に伝えることができます。

ですが、訃報の返信をラインでする際には親しい間柄の相手であっても使用は控えてください。訃報に対して、誠意が感じられない印象を相手に与えてしまう恐れがあります。同様に、「!」や「?」軽率な印象を与えてしまう可能性があるため控えましょう。相手に悪い印象を与えてしまい、今後の関係が悪化してしまう可能性があります。

相手が訃報の連絡に絵文字や顔文字を使っている場合もあります。この場合、送り主はあなたに訃報の連絡を重く受け止めてほしくないため使用している可能性があります。しかし、相手が使用しているからといって、返信に絵文字や顔文字を使うのは控えましょう。お悔みの言葉を伝える際のマナーとしては不適切です。

訃報を他の人に共有してもよいのか?

大切な人や友人の訃報を知った時、他の人にも連絡した方が良いのか悩む人もいるでしょう。他の人に訃報を伝えるかは遺族の人に確認してから連絡するのがおすすめです

葬儀は親族や故人と親しい友人たちの少人数で行いたいと考えている場合があります。訃報の連絡は、故人と仲の良かった友人やエンディングノートに記載されている人たちのみに伝え、慎ましく葬儀を執り行うケースも少なくありません。一方で、訃報の連絡を受け「多くの人たちに見送られる方が故人も喜ぶだろう」と思い、他の友人や知人に連絡したい気持ちはとてもわかります。連絡を受けていない友人も、故人とのお別れのあいさつをしたい人もいるでしょう。

ですが、善意であっても遺族へ確認をとらず訃報を他の人へ伝えてしまった場合、家族葬のように参列者の少ない葬儀だと葬儀場に入り切れません。また、来てほしくなかった人が参列に来ていたなどのトラブルにつながることもあります。

大切なことは遺族の人たちの気持ちを優先することです。その上で他の人にも共有した方が良いと感じたら、遺族の人に確認し連絡しましょう。

訃報を受けた後にすべきこと

訃報を受けた後にするべきことは大きく3つです。

  • お悔やみの言葉を伝える
  • 葬儀の日時の確認する
  • お通夜とお葬式に参列する

お悔やみの言葉は遺族の人たちに対し、故人への追悼の意を表す言葉です。大切な家族を亡くし大きな傷を負っています。相手を気遣った言葉や姿勢を心掛けてください。遺族から連絡を受けたときや訃報を知ったときは自身から連絡し、追悼の言葉を伝えましょう。ラインやメールなどの場合はできる限り早く返信することを心掛けてましょう。

お悔やみの言葉を伝えたら、葬儀の日時を確認してください。訃報を受けた際は、特別な理由が無い限り参列するのが一般的ですが、遠方に住んでいたり、諸事情により参加できなかったりする場合があるため、自身が参加できるか必ず確認しましょう。

参列できる場合、当日遅れないように葬儀場の場所や交通手段を事前に調べておくことをおすすめします参列できない場合は、香典やお供え物を送るために連絡先を控えておいてください。日時の確認をしたら、お通夜とお葬式に参列します。お通夜は、故人と仲の良い友人や関わりの深い人たちが別れを惜しむために開かれ、お葬式の前日の夕方から行われることが多いです。

お葬式は、仕事の関係者や友人、知人が故人とお別れをするための儀式です。お葬式は亡くなった人との最後のお別れをする儀式なので、故人を想い弔いたい気持ちがあれば関係性に関わらず参列できます。

また、故人と特に仲が良かった人は弔問しても良いか遺族に確認するのも良いでしょう。弔問は故人の自宅に伺い、遺族の人たちに追悼の意を伝えることです。訃報を聞き、すぐに駆けつけることで故人を弔う気持ちをより深く遺族の人たちに伝えられます。また、急なことで葬儀に参列できない場合は遺族に連絡し、あらためて伺うのも良いでしょう。

故人と遺族に真心の言葉を届けよう

訃報の連絡が来た際、故人と遺族に真心の籠った言葉を送りましょう。心のこもった言葉は、相手の抱えている負の感情を和らげてくれます

大切な人や友人が亡くなることはとても悲しいことです。ですが、遺族の人たちはあなたよりももっと大きなショックを抱えているでしょう。大切な家族を亡くした悲しみや心に穴が開いたような喪失感を感じながらも、故人を見送るために必死に自身の感情を押さえているはずです。

訃報の連絡を受けた際は、故人への感謝の気持ちや大切な家族を亡くした遺族の人たちを気遣った言葉を送ってあげてください。一言だけでも構いません。それだけでも、「故人は周りの人から大切にされていた」、「自分たちを心配し気にかけてくれている人がいる」ことに気付くことができます。

言葉遣いや言葉選びに気を付けるだけで、あなたが本当に伝えたい気持ちを正しく伝えることができます。遺族の人たちの気持ちに寄り添い、自身にとって故人は大切な人だという想いを込めたメッセージにしてください。

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この記事を書いた人

株式会社そうそうのメンバーから組織されるSouSou Media編集部は、人やペットのエンディング分野に関するお役立ち情報や"縁起"を形にするエンディングプラットフォーム「SouSou」に関連する情報を記事形式で発信しています。

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