親が亡くなった時に友人への連絡はどうする?訃報の例文を解説
親が亡くなったとき──大きな悲しみの中にあっても、早々に親戚や故人の友人・関係者に訃報を知らせる必要があります。しかし、親戚ならともかく、故人が生前に関わっていた友人や関係者を把握していないという人たちもいるでしょう。実際のところ、親が亡くなったときに知り合いに連絡するには、どうすればよいのでしょうか?
この記事では、「親が亡くなった時に友人への連絡はどうする?」という疑問について解説しています。また、訃報の連絡を送るときの例文も紹介しているので、これから葬儀や告別式の連絡をしようと考えている人たちは参考にしてみてください。
親が亡くなった時の友人への連絡はどうする?
さて、親が亡くなった時の友人への連絡は、具体的にどうすればよいのでしょうか?
ここでは、父親や母親の訃報連絡を行うときに有用な3つの方法について紹介していきます。
方法1 スマホの連絡帳を確認する
第1に、両親が所有していたスマホの連絡帳を見てみましょう。
いうまでもなく、スマホの連絡帳には、友人をはじめ生前連絡を取り合っていた人たちの電話番号やメールアドレスが保存されているはずです。さらに、各登録情報が属性ごとに分類されていれば、故人との関係がひと目でわかります。
連絡帳で、両親と親しかった方の名前や、よく話題に出ていた方の名前を見つけたら、訃報の連絡を送りましょう。親しい間柄であれば、相手も故人の番号を登録しているでしょうから、故人のスマホから直接かければスムーズです。
方法2 年賀状をチェックする
第2に、年賀状をチェックするのも有効な方法です。
年賀状は、故人の交流関係を示す貴重な手がかりです。会社関係や同級生など、年賀状に記載されているメッセージから具体的な人間関係を把握できるはずです。
加えて、年賀状には住所以外に電話番号も記載されていることが通例です。そのため、訃報の連絡をするのに重宝します。葬儀や告別式の案内をするならば、直接電話をかけることを推奨します。
近年では、年賀状にメールアドレスを記載している人たちも増えています。葬儀や告別式が終了した後に、親が亡くなったことを知らせる場合は活用するのも選択肢のひとつです。
方法3 Facebookの友達リストを見る
第3に、Facebookの友達リストも親の人間関係を調べるのに役立ちます。
とりわけ、Facebookは他のソーシャルメディアと比べて本名で利用されているケースが多いので、父親や母親が生前に交流していた個人を具体的に特定するのにも役立ちます。また、メッセンジャー機能があるので、住所や電話番号がわからなかったとしても、訃報の連絡を送ることが可能です。
なかには、友達関係を「親しい友達」、「知り合い」、「制限」のいずれかに分類して登録している人もいます。それを参考に、両親と付き合いの深い人に限定して訃報や葬儀の案内を伝えるのもよいでしょう。
なお、所有者が亡くなったSNSアカウントの取り扱いも重要です。Facebookの場合は、アカウントを削除するか、追悼アカウントとして残すかのどちらかを選べます。詳細はFacebookの追悼アカウントに関する取り扱いが記載されたページをご確認ください。
訃報を知らせるときの例文
それでは、具体的に訃報の連絡を送る際は、どのような文章が適切なのでしょうか?
ここでは、同級生、会社関係、親しい友人に伝える際の例文をご紹介します。
例文1 同級生の場合
はじめに、親が生前に交流していた同級生に対して訃報連絡を行う場合の例文です。
タイトル:【訃報】A田B子逝去のお知らせ
A田B子の同級生の皆さま
A田B子の長男 C郎です。
突然のご連絡失礼いたします。
かねてより闘病中の母B子が△年△月△日△時△分 享年△にて急逝いたしました。
母は生前、皆様と年に一度集まって過ごす食事会を心から楽しみにしており、「同級生との再会は、心のビタミンだ」とよく申しておりました。皆さまとの会話を嬉しそうに話していたのを、昨日のことのように思い出します。
そんな楽しい思い出を残していただいたことを大変嬉しく思いますとともに、長年のご厚誼に深謝いたします。
通夜および葬儀・告別式は、神式にて下記のとおり執り行いますのでお知らせします。
通夜祭:△月△日午後△時より
葬場祭・告別式:△月△日午前△時より
会場:△△
喪主:A田C郎
電話番号:△△△-△△△△-△△△△
例文2 会社関係の場合
続いて、両親が働いていた会社関係の人たちに訃報連絡を行う場合の例文です。
タイトル:【訃報】D山E夫死去のお知らせ
END株式会社の皆さま
平素より大変お世話になっております。
D山E夫の長男F夫と申します。
かねてより闘病中の父 E夫が△年△月△日△時△分 享年△にて急逝いたしました。
父E夫は生前、貴社にて30年以上勤務し、その間、皆さま方との深い交流により、充実した日々を送ることができました。そのことを父は、毎日のように口にしておりました。ここに、父の生前の多大なご懇親に対し、心より感謝申し上げます。
尚、この度の葬儀に関しましては、故人ならびに家族の意思により、家族葬にて執り行います。誠に勝手ながら、葬儀へのご参列、お供え、お花、ご香典は、ご遠慮いただきたく存じます。ご理解賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
例文3 親しい友人の場合
最後に、親しい友人の場合は可能な限り、電話で連絡することをおすすめします。喪主本人が電話をかけている想定の例文ですが、実際には、葬儀等の準備で喪主が忙しく、喪主以外の家族・親戚の人が連絡する場合も多いでしょう。
<例>
突然のお電話、失礼します。
G川H郎の長男のJ郎です。
以前より入院していた父が、△月△日に亡くなりました。
K本様には、生前とても親しくさせていただいたと聞いております。
心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
通夜と葬儀に関するご連絡をしたいのですが、今、申し上げてよろしいでしょうか。
通夜は△斎場で、△月△日△時から行います。
葬儀は△月△日△時からです。喪主は私J郎が務めます。
仏式で△宗です。
連絡される場合は、私の携帯へお願いいたします。
電話番号は△△△-△△△△-△△△△です。
親が亡くなったときの連絡で注意すべきこと
なお、親が亡くなったときの連絡で注意すべきことがいくつかあります。
ここでは、気を付けるべき2つのポイントを説明していきます。
注意1:遺族以外の協力も得る
まず、訃報を知らせる際は、必ずしも遺族で関係者全員に連絡しなければいけないわけではありません。
実際、息子や娘でも両親の人間関係を網羅的に把握するのは難しいと言わざるを得ないでしょう。
そのため、親しい友人だった方に訃報の連絡を周辺の人間関係に依頼することも大切なのです。その際は、次に挙げる情報を間違いのないように書面やデータにして確実に伝えておきましょう。
親しい友人に伝えるべき情報
- 故人のフルネーム
- 逝去した日時
- 葬儀・通夜の日時と場所
- 喪主の名前と連絡先
- 参列の意向確認
注意2:事後連絡は丁寧に行う
親が亡くなったことを葬儀や告別式の後に連絡する場合は、その理由も含めて丁寧に伝えることを心がけましょう。
なかには、「葬儀に参列したかった」と悔やまれる友人もいるかもしれません。したがって、「自分だけ呼ばれなかった」というような誤解を与えないように、事後に伝えることになった背景も説明することが重要なのです。
また、故人と年賀状のやりとりがある人で、訃報・葬儀の連絡をしなかった人からは、次の年も年賀状が届く可能性があります。9月までであれば、葬儀後すみやかに訃報の連絡をしておきましょう。10月以降の場合は、喪中はがきを使って伝えてもかまいません。近年では、葉書以外にも電子メールが使われるようなってきています。
いざという時のためにエンディングノートを書こう
親と仲が良い間柄だったとしても、遺族が訃報を伝える相手を把握しているとは限りません。いざ葬儀や告別式を実施するとなっても、「だれに伝えればよいのか?」がわからずに困ってしまう人たちも少なくないのです。だからこそ、生前から葬儀の連絡をしてほしい人の連絡先を記録しておくことが重要です。
そこでおすすめの方法が「エンディングノート」の活用です。近年では、紙媒体以外にもデジタル化した便利なサービスがいくつもあります。当社が開発する「SouSou」でもエンディングノートをご用意しています。詳細は以下の動画を確認してください。
なお、もしかしたら親が生前にエンディングノートを書いているかもしれないので、念のため調べておきましょう。はじめての訃報連絡は何かとわからないことが多いかもしれませんが、葬儀社や親戚に相談するなど喪主だからといって一人で抱え込ないように注意してくださいね。
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