亡くなった人を思い出すと涙が出る心理と対処法【保存版】
亡くなった人のことを思い出し涙を流したことがある人もいるのではないでしょうか。その人が、あなたにとって大切な人であれば思い出した際に涙が出ることは自然なことです。
しかし、大切な人が亡くなってすぐなら涙が流れるのもわかりますが、突然涙が流れると不安になる人もいるでしょう。急なことで自分の気持ちの変化に追いつかず、慌てる人もいるかもしれません。
ここでは、亡くなった人を思い出すと涙が出る心理や思い出すと涙が出るときの対処法、亡くなった人を忘れることはできるのかについて紹介します。
亡くなった人を思い出すと涙が出る心理
亡くなった人を思い出し涙が出るのは自然なことです。大切な人が亡くなったら悲しみやつらさから泣いてしまうことは多くの人に経験があるでしょう。亡くなってすぐや悲しみを乗り越え少し時間が経ったころ、日常のふとした瞬間など故人を思い出すタイミングはさまざまです。
ここでは、亡くなった人を思い出すと涙が出る心理について3つ紹介します。
- 心理1大切な人を亡くした現実を受け止められない
- 心理2 懐かしい気持ちになる
- 心理3 寂しい気持ちが溢れてくる
心理1大切な人を亡くした現実を受け止められない
第1に、現実を受け入れられていない場合です。大切な人を亡くした現実を受け止めきれない悲しみから涙が流れます。
亡くなってすぐは、もう大切な人と会うことや話したりすることができない現実を受け止め切れず、ショックを受けている状態です。日々の生活の中にいるのが自然となっていた人が突然いなくなってしまった現実を受け入れられない人もいるでしょう。
毎日していた挨拶や会話、一緒にとっていた食事など、今まで当たり前だったことが急になくなり、心に穴が開いたような喪失感を感じる人もいるはずです。
故人との大切な思い出が溢れ涙を流す人も多いでしょう。大切な人が亡くなってすぐは悲しいのは当然のことなので、我慢せず心のまま涙を流してください。
心理2 懐かしい気持ちになる
第2に、懐かしい気持ちになる場合です。故人との思い出を想い返した際、懐かしさから自然と涙がこぼれることもあるでしょう。
大切な人が亡くなってからある程度時間が経つと、悲しみを克服し、思い出として故人を振り返る人もいると思います。誕生日や命日、法事など家族や友人たちと思い出話に花を咲かせることもあるでしょう。その時に、懐かしさから涙が溢れることもあります。
しかし、時間が経っても大切な人が亡くなった現実を受け止め切れず悲しみから涙を流す場合もあります。悲しみを乗り越えるのにかかる時間は人それぞれです。亡くなって3ヶ月ほどで乗り越える人もいれば1年以上経っても乗り越えられない人もいるでしょう。
時間が経ってから大切な人を思い返した時に涙が溢れるのは、それだけ故人のことを大切に思っていたことの裏返しでもあります。その時は気持ちが落ち着くまで涙を流しましょう。
心理3 寂しい気持ちが溢れてくる
第3に、寂しい気持ちが溢れてくる場合です。何気ない日常の中で大切な人を思い出し、涙を流すこともあります。
日々の中で交わした会話や偶然訪れた場所、ふと漂ってきた匂いなどから、故人との思い出がフラッシュバックすることがあります。大切な人との会話、一緒に見た風景、思い出のある場所や食べ物の匂いなど、些細なきっかけで故人のことを思い出した経験がある人もいるでしょう。
ふいに故人のことを思い出した際、寂しさから涙が流れることがあると思います。大切な人と過ごした幸せな思い出と、もう会えない寂しさを同時に感じることでしょう。感情の落差から気持ちの整理が追い付かず、涙があふれてしまうこともあるはずです。
急に大切な人を思い出し涙を流すことは、亡くなった人はあなたにとってそれだけ大きな存在といえるでしょう。
亡くなった人を思い出すと涙が出るときの対処法
亡くなった人を思い出し涙が止まらないこともあるでしょう。そうなった時にどのような対処方法があるのでしょうか?
ここでは、亡くなった人を思い出し涙が出たときの対処法について3つ紹介します。
- 方法1 専門家に相談する
- 方法2 思い出を整理する
- 方法3 家族や友人と過ごす
方法1 専門家に相談する
第1に、専門家に相談することです。1人では対処が難しい場合もあります。
大切な人を亡くしたショックは他の人には想像もつきません。どんなに気持ちを落ち着かせようとしても、自分だけではどうしようもない時があります。
そんな時は専門の人に相談することがおすすめです。どうやって悲しい気持ちやつらい気持ちを乗り越えればいいか、あなたの状況に合った方法を教えてくれます。また、あなたの気持ちの整理がつくまで相談に乗ってくれるでしょう。
日々の生活に影響が出る場合は早めに相談することをおすすめします。1人で抱え込まず、専門家の人に相談しましょう。
方法2 思い出を整理する
第2に、思い出を整理することです。整理することで気持ちを落ち着かせることができます。
写真や動画、故人が愛用していた品や趣味で集めていた品など思い出が詰まった遺品がたくさんあるはずです。大切な人との思い出を整理することで、その人と過ごした時間や楽しかった思い出を振り返ることができます。
SouSouでは、亡くなった人の写真を整理できるオンラインサービス「メモリアルページ」を提供しています。大切な人の写真を整理することで思い出の詰まったアルバムを制作できます。
オンラインで制作できるため、自分だけではなく家族や友人など故人と縁のある人たちとも思い出の共有が可能です。また、実際の写真のようにかさばったり場所をとったりしないため保管や管理も簡単です。
ふいに亡くなった人を思い出し悲しくなっても、オンライン上でいつでも大切な人との楽しかった時間や素敵な思い出を振り返り心を癒すことができます。
方法3 家族や友人と過ごす
第3に、家族や友人と過ごすことです。故人と親しかった人たちと話すことで気持ちを落ち着かせることができます。
1人で亡くなった人を思い出した際、悲しい気持ちが溢れてきて止まらなくなる場合があります。そんな時は、故人と仲の良かった家族や友人たちと一緒に思い出を振り返るとよいでしょう。
大切な人を亡くした喪失感を分かち合うことで、「この気持ちは自分だけじゃない」と気付くことができ、大切な人を亡くした悲しみを一緒に乗り越えることができます。思い出話に花を咲かせることで大切な人を亡くした悲しみを和らげてくれるでしょう。
また、自分と同じように大切な人を亡くしたことがある人に、自分が抱えている思いを伝えることも効果的です。思い出を共有することで故人との楽しかったことや大切な時間を振り返ることができ、悲しみを和らげることにつながります。家族や友人たちと悲しみや思い出を共有することで心が満たされることもあります。
亡くなった人を忘れることはできるのか?
大切な人を亡くした悲しみから、故人のことを忘れたいと思う人もいるのではないでしょうか。ですが、故人のことを完全に忘れることは難しいでしょう。
大切な人が亡くなってすぐは、現実を受け止められず常に考えてしまう人も多いはずです。その後、悲しみを乗り越え前を向くことで亡くなった人を考える時間は徐々に少なくなっていくでしょう。やがて普段の日常に戻り、故人の命日や法事といった特別な日にならないと思い出さなくなっていきます。
しかし、日常で故人のことを振り返る機会が減っただけで、忘れてしまったわけではありません。家族や友人との会話、出かけた先の風景やにおいなど、些細なことがきっかけで大切な人のことを思い出すこともあります。
また、大切な人を亡くした悲しみから、無理に忘れようとすると体調を崩してしまう場合もあります。拒食症や不眠症になったり、鬱に近い状態になったりして日常生活に支障が出る危険性もあります。無理に忘れようとせず自分の身体を大切にしてください。
もう会えない悲しみから、大切な人のことを忘れたい気持ちもわかります。しかし、幸せな思い出や楽しかった思い出もたくさんあるはずです。その思い出を大切にしてあげてください。
悲しい分だけ大切に思っていた
亡くなった人を思い涙することは、それだけ亡くなった人のことを大切に思っていた証拠です。故人との素敵な思い出もたくさんあるでしょう。
大切な人ともう会ったり話したりすることが出来ないのはとても悲しいことです。一緒に行きたかった場所や、やりたかったこともたくさんあったと思います。その思いが大きいほど、大切な人を亡くした時やふいに思い出した時の悲しみや虚無感は深くなるでしょう。
そんな時は、大切な人との大切な思い出を振り返ってみてください。大切な人との思い出は、何も悲しい記憶だけではないはずです。楽しかった思い出、幸せな思い出もあるでしょう。悲しみや喪失感を感じた時はその思い出を思い返すことで、故人を亡くした悲しみや虚しさを和らげてくれます。
故人を想い、抱く悲しみが大きいほど、あなたにとって大切で大きな存在です。無理に否定せず受け止め、家族や友人と大切な人との思い出を共有してください。
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