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友人に亡くなったことを伝える方法3選|葬儀後はどのように伝えればよい?

友人に亡くなった事を伝える方法3選|葬儀後はどのように伝えればよいの?

自分が亡くなった後に仲の良い友人に訃報を伝える手段を検討している人たちもいるはずです。特に、家族葬や直葬など、友人たちを呼ばないという葬儀方法を選択した場合、亡くなったことを知らせる方法について事前に決めておかないと、寂しい思いをする人たちもいるでしょう。

とはいえ、実際、自分が死んだ後に友人たちに亡くなった事を伝えるには、具体的にどうすればよいのでしょうか?

この記事では、友人に亡くなった事を伝える方法について解説しています。「葬儀後はどのように伝えればよいのか?」という疑問についても考察しているので、終活している人たちは参考にしてください。

目次

友人に亡くなったことを伝える方法3選

さて、自分が亡くなったときに友人に訃報を伝えるには、どうすればよいのでしょうか?

その方法は大きく3つあると考えられます。

方法1 家族に友人リストを共有しておく

第1に、あらかじめ自分の訃報を知らせてほしい友人のリストを家族に共有しておくという方法があります

その際に、友人の連絡先を明記しておくことを忘れないようにしましょう。加えて、エンディングノートにまとめておくのも選択肢のひとつです。エンディングノートとは、自身が亡くなったとき、または病気や怪我によって判断力が失われたときに、自分の希望や考えなどを書き記しておくものです。

書店や文具店、ネット通販などで購入できますし、自治体や葬儀会社で無料配布していることもあるので、入手するのは難しくありません。また、近年では、便利なアプリケーションもリリースされています。紙媒体と比べてデジタルは編集が容易なので、スマホを使いこなせる人たちは是非とも活用してみてください。

そのほかにも、葬儀をどのようにして欲しいのか、財産分与はどうすれば良いのかなど、自分の要望を文字に残すことで残された家族が困らずに済むという利点もあります。

方法2 新聞のお悔やみ欄に載せる

第2に、各地方紙のお悔やみ欄に掲載することで友人に亡くなったことを伝えられる可能性があります

お悔やみ欄の掲載は基本的に無料です。掲載までの具体的な流れは下記のとおりです。

新聞のお悔やみ欄に載せる方法

  • 手順1 新聞社ないし葬儀社にお悔やみ欄への掲載要望を知らせる。
  • 手順2 氏名、死亡年月日、享年、死因、お通夜や告別式の日時と場所、喪主の氏名や住所などの情報を送る。

地域によっては市役所と新聞社が連携しているケースもあります。

しかしながら、近年では、地方紙の定期購読している世帯は減少傾向にあります。デジタルで情報を得る習慣を持っている世代が中心になることを考慮すると、紙媒体の新聞を活用した訃報連絡にはあまり効果がないかもしれません。ただ、お悔やみ欄を通じて亡くなったことを知った人からデジタルを経由して拡散する可能性もあります。

方法3 ソーシャルメディアを活用する

第3に、家族に自分のLINEやFacebookで訃報を伝える投稿を代行してもらうという方法もあります

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は個人のつながりを記録しているツールとして最も優れたものと言えます。友達などの大切な人間関係に加えて、先輩や後輩、恩師など本人を取り巻く幅広いネットワークに対して情報を発信できるため、訃報を伝えるのにぴったりなわけです。

ただし、アカウントとパスワードを共有しておかないと、本人の代わりに投稿できません。そのため、亡くなった後に家族が閲覧できる場所にログイン情報を記しておきましょう。

葬儀後の訃報はどのように伝えればよいの?

なお、家族葬などの理由で友人の参列を遠慮もらいたい場合、葬儀後に連絡することもありますよね。とはいえ、故人の友人に対してどのような伝え方が望ましいのでしょうか?

従来では、葬儀後の訃報は電話やお手紙で知らせることが通例でした。しかし、近年では、メールで亡くなったことを伝えるケースも増えてきました。いずれにしても、葬儀後の訃報は以下の内容を含んだものを通知しましょう。

葬儀後の訃報に記載する内容

  • その1 亡くなった日
  • その2 事後報告になった経緯と謝意
  • その3 生前の謝意
  • その4 意向がある場合のみ弔問・香典の辞退

上記を参照すると、次のような例文が想定されます。

例文

平素より大変お世話になっております。

父 山田太郎 儀 につきましては、かねてより入院加療中でありましたところ、去る令和5年5月25日、75歳にて逝去いたしました。ここに謹んでご通知申し上げます。

誠に勝手ではございますが、故人の遺志により、葬儀は近親者のみで家族葬にて執り行いました。

なお、ご弔問、お香典、ご供花等につきましても故人の遺志によりご辞退申し上げます。

本来であれば早くお伝え申し上げることではございましたが、事後のご通知になりましたこと何卒ご容赦頂きたくお願い申し上げます。

ここに生前のご厚誼を深謝し厚く御礼申し上げます。

令和5年5月25日 江別市草創町4-5-6 山田一郎

いつまでに伝えなければいけないというルールはありませんが、葬儀後1~2週間以内には連絡しましょう。

友人に亡くなったことを伝えるときの注意点

なお、友人に亡くなったことを伝えるときには、どのようなことに注意すればよいのでしょうか?

ここでは、具体的な注意点を3つ紹介していきます。

注意1 確実な連絡先を記録する

はじめに、友人が日頃から利用している確実な連絡先を記録しましょう。

例えば、LINEが普及している昨今において、メールアドレスを記載しても訃報連絡が閲覧されないおそれがあります。それなら、電話番号のほうが確実なわけです。

注意2 家族が確認できる手段を用意する

続いて、家族が必ず確認できる手段で友人の連絡先を記載してください。

具体的に言えば、エンディングノートを書いたとしても、家族がその存在を知らなければ意味がありません。すなわち、葬儀後にしばらくしてから発見するといったリスクがあるわけです。

そのため、あらかじめ家族に亡くなったときに友物を保存している場所を伝えておきましょう。

注意3 葬儀の意向も具体化しておく

最後に、自分の葬儀に関する意向もできるだけ具体化しておきましょう。

それによって、家族も準備しやすくなりますし、友人への伝え方も変わっていきます。特に、家族葬の場合は近親者だけで葬儀が行われるため、後日親しい友人なら弔問したいとなるかもしれません。遺族にとって葬儀の準備は想像している以上に負担がかかるため、可能な限り用意しておくことで負担を減らすことができるでしょう。

大切な友人に訃報連絡しよう

死は突然に訪れます。だからこそ、大切な友人に訃報を知らせる準備をしておくべきなのです。

実際、本人が亡くなってから数ヶ月、場合によっては数年経ってから亡くなったことを知ったという人たちもいます。必ずしも家族との繋がりがあるわけではない以上、訃報が届かない人もいるわけです。

そのようなことにならないためにも、エンディングノートを活用して友人の連絡先を家族に共有しておきましょう。終活は自分のためでもありますが、残された家族や友人のためにもなるのです。これを機会に、残す側と残される側の両視点に立った終活を始めてみましょう。

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SouSou Media編集部はエンディング分野に関するお役立ち情報や"想いを繋ぐプラットフォーム「SouSou」"に関連する情報を記事形式で発信しています。

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