友達のおばあちゃんやおじいちゃんが亡くなったときにかける言葉【例文付き】
「友達のおばあちゃんやおじいちゃんが亡くなったとき、なんて言葉をければいいの?」
友達の祖父母が亡くなったとき、かける言葉が見つからない経験をしたことはありませんか?
今回は、友達が祖父母を亡くし落ち込んでいるとき、どのような言葉をかければよいか、どのようなメッセージを送ればよいかを解説します。この記事を読むと、祖父母を亡くした友達にどのような言葉やメッセージを伝えればよいかわかるようになります。
友達のおばあちゃんやおじいちゃんが亡くなったときにかける言葉
友達の祖父母が亡くなったことの連絡を受けたときにかける言葉をLINEの例文付きで紹介します。
おばあちゃんの場合
おばあちゃんは、家族にとってかけがえのない心の支えとなる存在です。
癒しや安心感を与えてくれる存在を亡くした友達の悲しみは計り知れません。LINEで訃報を受けたときの返信を例文付きで紹介します。送る文には、以下のようなものがあります。
- 寄り添いの言葉
- 共感の言葉
- 思い出を大事にする言葉
「大変だったね… ○○くん(ちゃん)は、おばあちゃんっ子だったから本当に寂しいね… もし、話したいことがあったら、いつても聞くよ!」
「おばあちゃんのこといつも話してくれたよね。その大切な気持ちを思うと私も悲しいよ…」
「おばあちゃん、あなたのことずっと見守ってくれるはずだから、思い出を大事にしてあげよう。」
おじいちゃんの場合
おじいちゃんは知恵と経験の宝庫です。そして、頼れる柱となる存在です。
さまざまなことを教えてくれた頼もしい存在を亡くした友達の悲しみは計り知れません。LINEで訃報を受けたときの返信を例文付きで紹介します。
- 無理しなくていいと伝える
- 思い出をゆっくり整理することを伝える
- 思い出を一緒に大切にする
「頼もしいおじいちゃんとのお別れ、悲しい気持ちはわかるよ。泣きたいときは泣いていいんだよ。」
「おじいちゃんから教えてもらったこと、たくさんあると思います。無理しないでゆっくり気持ちの整理していこう。」
「おじいちゃんのこと、楽しそうに話してくれたよね。また、おじいちゃんのこと話してくれたら嬉しいな。」
祖父母を亡くして落ち込んでいる友達にできること
誰でも祖父母を亡くした悲しい気持ちになるでしょう。落ち込んだ友達にできることが何かをここでは解説します。
その1 寄り添ってあげる
祖父母を亡くして落ち込んだ友達に寄り添ってあげることはとても大切なことです。悲しい気持ちでいると次第に気持ちが塞ぎ込んでしまいます。そのため、自分がいつもそばにいることを伝えてあげましょう。「不安になったらいつでも話聞くよ」と言葉をかけたり、また言葉だけではなく会いに行くこともよいでしょう。
実際に会うことで安心感を与えることもできます。しかし、友達が1人になりたいと思っている時は、無理に言葉をかけたり、会いに行ったりはせずに、そっとしてあげることも大切です。
落ち込んでいる友達には寄り添いながらも、ときには適度な距離を保ち見守ってあげることも必要です。
その2 話を聞いてあげる
話を聞いてあげることはとても大切なことです。友達が心を開いて今の思いを話してくれるので、耳を傾けてあげましょう。
たとえば「大変だったね」や「話してくれてありがとうね」、「そうなんだね、よくがんばったね。」など、相手を否定する言葉はかけないように気をつけましょう。話してくれたといってもまだ、気持ちの整理が完全についていないかもしれません。寄り添う気持ちで話を聞くことを意識しましょう。LINEやメールでのメッセージだとしても同じように対応してあげましょう。
注意点は、反論したり意見したりしないように気をつけることです。「あの時、会いに行けばよかったね。」や「どうしてあの時、そんな言葉をかけたの?」などの発言は控えましょう。
その3 サポートしてあげる
祖父母を亡くして落ち込んでいる友達をサポートすることも大切なことです。もちろん声をかけてあげることも大切なことです。落ち込んでいると外には出たくないものです。場合によっては、外に出ることが憂鬱になり心の病になってしまうこともあります。そっとしてあげるだけではなく、普段の生活に戻れるよう小さなことからサポートしましょう。
小さなサポートとして、お出かけしたり、食事に誘ったりしましょう。気分を紛らわすことは大切なことです。お出かけしたり、散歩したりすることも難しい状態であれば、家事などの手伝いやゲームなど家でできることからでも構いません。なかなか最初は普段の生活に戻れないものです。小さなサポートをしてあげましょう。
友達にメッセージを送るときの注意点
友達にメッセージを送る際の注意点を解説します。理解したうえでメッセージを送るようにしましょう。
注意1 詮索しないようにする
身内に不幸があった友達に、つい理由を聞いてしまいがちです。しかし、友達から理由を告げてもらうことがない限り、こちらから詮索するのはマナー違反になるため注意が必要です。身内が亡くなることは、大変つらいことでその事実を受け止めることに時間がかかる人も少なくありません。
身内が亡くなった理由が病気や寿命ではない場合、誰にも話したくなかったり、家族から公言しないよう言われたりするため、余計な詮索は控えましょう。
また、友達の方から話してくる場合もありますが、それでも詮索はせず「大変だったね、話してくれてありがとう」「ご愁傷様でした」とだけ返答するのがマナーです。
注意2 長文は送らないようにする
LINEなどでメッセージを送るときは、長文にならないよう配慮することが重要です。友達の身内が亡くなったと聞くと、どうしても気を遣ってしまいLINEの文面も長くなってしまいます。相手が友達であればなおさらのことです。しかし、受け取った側は気を遣ってくれた相手に丁寧な返信をすることとなります。
身内を亡くした家族はなにかと忙しく、LINEの返信に時間を費やすことは困難です。友達にLINEを送るときは負担をかけないように「大変だったね。無理しないようにね。なにああれば話聞きますね。」程度の長さに留めておきましょう。
もし長文になってしまったときは、文頭に「返信は不要です」と添えるだけで、十分に配慮したことになります。
注意3 忌み言葉を送らない
気軽に送れるLINEでお悔やみ言葉を送る場合、忌み言葉の使用は厳禁です。
忌み言葉とは、宗教的な理由などで、その場に適した言葉です。慶事や弔辞などで、不安にさせないよう配慮する必要があります。
該当する例は以下です。
- 「重ね重ね」「くれぐれも」などの重ね言葉
- 「死」「生きる」など生死を連想する言葉
- 「苦しむ」「消える」などの不幸や不吉を思わせる言葉
- 「再び」「続く」など不幸の連鎖を連想させる言葉
上記のほかに、往生や成仏、供養、冥福などの言葉も宗教や宗派によっては、マナー違反とされる場合があります。特に、冥福は故人に向けた言葉として使われるため、「ご冥福をお祈りします」は遺族の前では厳禁です。「お悔やみ申し上げます」と言い換えましょう。
祖父母と暮らしている人は落ち込みやすい
祖父母と暮らしていると亡くなった場合、精神的にダメージを受けやすいものです。一緒に暮らしてきた祖父母は、人生におけるさまざまなことを教えてくれるかけがえのない存在であるはずです。また共に暮らしてきたことで深い絆を育んだり支えあった存在です。
たとえば、部活や仕事からの帰りをいつも笑顔で待ってくれていたり、恋人と別れつらく悲しい時には頭をなでてくれたり、共働きの親の代わりに面倒を見てくれたりと思い出は人によって異なりますが、かけがえのない思い出だったはずです。
一緒に暮らしてきた身近な存在が亡くなると大変悲しい気持ちになることでしょう。祖父母の優しさに安らぎをもらったり、時には厳しい言葉をかけられたこともあると思います。人生において大きな存在であるため、共に暮らしていた分悲しさは大きく落ち込みやすいものです。そして、人によっては祖父母が亡くなった事実を受け入れられない人もいます。
このような喪失を乗り越えるためには、悲しい感情を無理に抑えこまないことです。周囲の人のサポートをもらいながら、ゆっくりでいいので乗り越えましょう。自分ひとりで抱え込まないで誰かに相談することも大切です。
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