MENU
残す人と残される人の想いをつなぐ新しい終活サービス「SouSou」の利用はこちら(基本料金無料)

親の兄弟が死んだら喪中になるのか?範囲図や兄弟の配偶者のケースも考察

親の兄弟が死んだら喪中になるのか?範囲図や兄弟の配偶者のケースも考察

人生には避けられない別れがあります。親族が亡くなった時、悲しみに暮れると同時に、喪中に関する慣習についても考えなくてはなりませんね。年末年始の挨拶状や年賀状、お祝い事への参加など、喪中は非常に重要な要素です。範囲やマナーは曖昧な部分も多く、特に親戚の不幸の場合、対応に迷う方も多くいます。

特に、親の兄弟など、少し遠い親族が亡くなった場合、自分が喪中にあたるのかどうか迷う方も多いのではないでしょうか。本記事では、一般的な喪中の範囲とマナーを基準に、個々の判断方法について解説します。

目次

喪中の範囲図

喪中の範囲は、故人との血縁関係の近さや、社会的な繋がりによって大きく異なります。一般的に喪中とされるのは2親等以内の親族なので、親の兄弟にあたる3親等の叔父叔母は喪中にはなりません。

しかし、故人との関係性の深さによっては、喪中とすることも決してマナー違反ではありません。深い悲しみを喪に服して過ごすことは誠実な対応と言えるでしょう。

問題なのは、喪に服すべき2親等以内の親族を間違えてしまうケースです。日常の繋がりが稀薄であった場合も、2親等以内の親族の場合は喪に服すことがマナーです。

2親等以内の親族といっても、少しわかりにくいですよね。喪中の範囲をわかりやすく、以下の図にしましたので参考にして下さい。

喪中の範囲図

親の兄弟が死んだら喪中になるのか?

結論から言うと、親の兄弟(叔父・叔母)が亡くなった場合、喪中には入りません。一般的に、喪中に服すのは、故人との関係が2親等以内とされているからです。

具体的には、配偶者、父母、子、祖父母が該当します。叔父・叔母は3親等にあたるため、喪中として扱われることはありません。

ただし、故人と特に親しかった場合や、同居していた場合、親族間で特別な取り決めがある場合などは、喪に服す期間を設けることもあります。

これは個々の状況や判断によるもので、必ずしも決まったルールがあるわけではありませんが、迷う場合は、ご家族や親族と相談して決めるのが良いでしょう。

なかには、3親等とは言え、交流が深かった叔父・叔母の逝去を喪に服さないことを無礼に考える方もいますので、ご両親や祖父母にこれまでの家族の習慣を聞くのもよいです。

兄弟の配偶者が亡くなったときは喪中になるのか?

兄弟の配偶者(義理の兄弟姉妹)が亡くなった場合は、2親等の親族なので喪中に入ります。義理の兄弟姉妹も同様です。

間違えやすいのは姉妹の場合です。女性は結婚すると男性の姓を名乗り、夫の家族として生活する習慣が残っているため、他家に嫁いだ場合は喪中に入らないと勘違いをしがちです。

婚姻の形式的には女性は夫の家に入り、その子どもは外孫として扱いますが、喪中の範囲では血縁の距離で2親等を数えるので、姉妹も喪中に入ります。

また、傍系親族も同様に、義兄弟姉妹の配偶者も同じ扱いになるので間違えないようにしましょう。

しかし近年では、2親等の親族の中でも、疎遠である場合や、同居でない場合は喪中として扱わない習慣も広まっています。一般的には2親等以内とされますが、故人との縁やつながりの深さによって喪に服すかどうかや、その期間は様々です。

あなたの悲しみの大きさを基準にしても良いです。故人の逝去によってあなたの生活に何かしらの影響がある場合は、喪に服し、心の整理をつける時間にすることも良いでしょう。

甥、姪が逝去したときは喪中になるのか?

あなたや、あなたの配偶者の兄弟の子どもにあたる甥、姪(義甥、義姪)は3親等内の親族にあたるので喪中にはなりません。

しかし、甥、姪となると若くして逝去されたケースや、両親よりも先に逝去されたケースが多く、悲しみはより深いものとなりますね。

甥、姪をわが子のように可愛がっていらした方もいるでしょう。その悲しみは一般的な3親等内親族の場合とは比べようもありません。子どもに先立たれたあなたの兄弟の悲しみを分かち合い、共に喪に服し、悲しみの期間を喪中として過ごすことも、遺された家族にとって良い判断といえます。

喪中の範囲は形式的なものに過ぎず、必ずしも2親等以内の親族に留める必要はありません。大切なのは故人を偲ぶ心です。

遠い親戚が死んだときにすべきこと

遠い親戚が亡くなった場合、喪に服す必要はありませんが、故人やご遺族への弔意を表すことはとても大切です。

どのような対応をするかは、故人との関係性や親族間の慣習、地域性によって多少の異なりはありますが、一般的な対応を踏まえておけば問題はありません。

遠い親戚が死んだときにすべき具体的な行動は以下のとおりです。

その1: 葬儀参列の可否

訃報を受け、葬儀に参列するか否かは、故人や家族との関係性を考慮して判断します。親しい間柄であれば参列することが望ましいでしょう。

しかし、遠方に住んでいたり、家族との交流が少なかったりする場合には参列しないという選択も失礼にはあたりません。

特に遠方の場合、無理をして参列をすれば、遺族を恐縮させてしまう事態も招きかねませんので、距離感をはかりましょう。

その2:弔電を送る

遠縁の親戚の訃報を受けた場合に弔電を送るかどうか、迷う方もいるでしょう。遠方に住んでいる場合や、直接参列できない場合には弔電を送るのが一般的です。

故人との親密度や家族との関係性が重要になります。親しい間柄であれば弔電を送り、弔意を表すことが適切な対応です。

弔電はNTTにてインターネットや電話で申込むことが出来るので、急な訃報でも迅速な対応が可能です。

文章やデザインに迷う場合は文例と台紙を合わせたセットの弔電が用意されているので、こちらを使うとよりスムーズに手配ができます。

その3 :香典の金額

香典は喪中と同様に、正式な決まりがあるわけではなく、古くからの慣習であるため、金額に明確な決まりはありません。

香典の金額は、故人との関係性や、経済状況などを考慮して決めましょう。遠縁の親戚の場合は、高額な香典を贈る必要はありません。

一般的には5,000円から30,000円が相場ですが、自分の経済状況に合わせた金額をおくれば問題はありません。

過去に香典を頂いているので、同じ金額を返す。といったあなたの知らない慣習がある可能性があるので、両親や兄弟姉妹などの家族と話し合って金額を決めることが望ましいです。

ルールを改めて確認しよう

喪中のルールは日本の文化に深く根付いた文化ですが、その範囲やルールは明確に決められているわけではありません。

しかしルールを守らないと不適切に思われることや、その後の人間関係に問題をきたすケースもあるので、しっかり確認をしておきましょう。

一般的なルールは以下のとおりです。

  1. 喪中の範囲は柔軟であり、家族や地域の慣習に従う。
  2. 形式的な礼儀を守ることが重要。
  3. 喪中とするか迷った場合は家族で話し合い、総意を持って決定する。

大切なのは故人を悼む気持ちと、周囲への配慮です。喪中期間中だけでなく普段から家族や親戚との良好な関係を築き、いざという時に適切な対応ができるように心がけましょう。

喪中に関する疑問や不安があれば、家族や親戚、あるいは葬儀社などに相談してみるのも良いでしょう。 

喪に服する期間やその対応は、あなたの気持ちと故人との関係性を尊重することが一番大切です。一般的なルールに縛られ過ぎることはありません。 

しかし親族の逝去は家族全体の出来事なので、あなたの決めた対応を、親しい家族と共有するようにしましょう。

家族、親族など身近な人との別れは、時にその後の人間関係に遺恨を残すこともあります。あなたの決定を、一家の決定として理解を得ることも大切なルールのひとつです。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

株式会社そうそうのメンバーから組織されるSouSou Media編集部は、人やペットのエンディング分野に関するお役立ち情報や"縁起"を形にするエンディングプラットフォーム「SouSou」に関連する情報を記事形式で発信しています。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次