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亡くなった母の服を着るのはよくない?形見分けの考え方もわかりやすく解説

亡くなった母の服を着るのはよくない?形見分けの考え方もわかりやすく解説

大切な母が亡くなった際、生前着用していた服を着るのはよくないのではないかと考える人もいるのではないしょうか?大好きな母の服を自分も着たいと思うことはおかしなことではありません。

しかし、亡くなった人の服を着てもいいのか?大切に保管していた方がいいのではないか?と思う人もいるでしょう。

ここでは、亡くなった母の服を着ることはよくないのか、故人の所有物を扱う際の注意点や形見分けの考え方について紹介します。

目次

亡くなった母の服を着るのはよくない?

亡くなった母の服を自分が着ることはよくないのではないかと悩む人もいるのではないでしょうか。ですが、故人の洋服を着ることに問題はありません。

大切な母の服を着たいと思うことはなにもおかしなことではありません。母の所有している洋服で、自分に似合う服や好みの服があれば着ても良いでしょう。亡くなったお母様も家族が自分の服を来てくれることを嬉しく思うはずです

しかし、服のサイズや保管状況によっては着れない洋服もあるでしょう。あなたとお母様との体格に差があり洋服のサイズが合わなかったり、長年押し入れやタンスの中で保管していたことで変色したりして着れない場合があります。

気に入った洋服であれば、サイズの調整や変色した部分を切り取り、リメイクすることで着れるようにできるでしょう。しかし、それも難しい場合は身内で他に欲しい人がいれば譲ったり、洋服の状態が悪い場合は処分したりすることも視野にいれましょう。

ですが、処分する場合は亡くなってすぐに処分する必要はありません。母の洋服も大切な遺品の1つです。保管の関係で処分しなくてはならない場合でも、気持ちの整理ができてからで大丈夫です。すぐに処分してしまうと、母を亡くした悲しみがより深くなる可能性があります。

また亡くなった母の洋服を着ることは供養にもつながります。気に入った洋服や好きな洋服があれば着てあげてください。きっとお母様もあなたが着ることを喜んでくれるでしょう。

故人の所有物を扱うときの注意点

故人の遺品や所有していた品を扱うときはどのようなことに注意すればよいのでしょうか?

ここでは故人の所有物を扱う際、注意する点について3つ紹介します。

  • 注意1 粗末に扱わない
  • 注意2 専門家に相談する
  • 注意3 家族と相談する

注意1 粗末に扱わない

第1に、故人の所有物を粗末に扱わないことです。大切な家族の遺品を大事に保管していたいと思う人もいと思います。大事な品を壊したり失くしたりしないよう注意しましょう。

故人の所有していた品には思い出がたくさん詰まっています。大切な人の遺品と一緒に過ごすことで、優しい笑顔や大切な思い出を振り返ることができるでしょう。また、時間をともに過ごすことで、大切な家族を亡くした悲しみを和らげることにもつながります。

しかし、扱いを誤ってしまうと大切な遺品を壊してしまったり紛失してしまったりする可能性があります。大切な家族が生前大事にしていた品です。一緒の時間を過ごす際は手寧に扱い破損や紛失には注意しましょう。

故人の遺品を乱暴に扱うと故人を悲しませることにもなりますので、大切に扱ってあげてください

注意2 専門家に相談する

第2に、専門家に相談することです。故人が所有していた品の中に高価な品がある場合があります。貴金属やブランド品など多くの方が知っている高級品もあれば、美術品や工芸品など素人では価値がわかりにくい品もあります。

正確な市場価値をはっきりさせるためにも専門家に相談した方がよいでしょう。価値が高いものは形見ではなく、財産として相続される可能性があり、相続税の課税対象になるかもしれません。市場価値の高い品は、鑑定後の換金金額と合わせて遺産分割協議書の記入が必要です。

また、故人に負の遺産がある場合は相続放棄したい人も多いでしょう。しかし、放棄したいと思っている人が遺品の整理や形見を受け取った場合、故人の遺産を使用したと判断され相続放棄ができない可能性があります

自身に相続の意思がなく放棄をしたい人は、可能な限り形見分けには関わらないようにしましょう。関わってしまうと不要なトラブルに巻き込まれる可能性があります。

注意3 家族と相談する

第3に、家族と相談することです。自分の判断で故人の所有物を扱うのはやめましょう

故人の所有物を欲しいと思っているご家族の人もいるでしょう。故人のことが好きで、所有していた品を持っていたいと思う人や、趣味や好きなものが同じで、故人が大切にしていた品を受け継ぎ、大事に保管したいと思う人もいるはずです。

しかし、故人の所有していた品が、他の家族も欲しいと思っている品かもしれません。その場合は、ご家族同士できちんと話し合いをしてください。自分の判断で相談せず扱ってしまうと、後でトラブルになる可能性が高くなります。故人も、ご家族同士が争っている様子は見たくないはずです。

また、上記の「専門家に相談する」でも触れましたが、品によっては高額なものもあります。相談もせずに故人の品を持ち出した場合、金銭的なトラブルにもなりかねませんので、故人の所有物は自分の判断で扱わず、ご家族の皆さんと相談しましょう。

形見分けの考え方

形見分けは亡くなった人が生前大切にしていた品物を家族や親しい関係の人たちと分け合うことです。亡くなった人が生前大事に扱っていた品は、その人の気持ちや想いが込められているとされています

故人の大事に扱っていた品や、想いが詰まっている品を形見として家族や親しい人たちと分けることで、思い出を共有し故人を弔う機会になるでしょう。形見分けは故人の遺品を分配するだけではありません。残された人が故人の想いを受け取りこの先も思い忘れず心に留めて置くために重要なことです

お住まいの地域によっては形見分けのことを「袖分け(そえわけ)」や「裾分け(すそわけ)」と呼ぶこともあります。形見分けに選ばれる品は着物や洋服、アクセサリーなどの小物や家具などが多いです。

また、形見分けは必ず行わなければならない行為ではありませんが、故人を想い弔ってくれる人へ対する礼儀や、昔からの風習を大切にするという意味でも形見分けをすると良いでしょう。

形見分けは故人が生前大切にしていたり、想いのこもった品を「形見」として分け、形見をとおして故人を弔うことを形見分けと言います。そのため、誰にでも故人の所有していた品を送ることは形見分けとは言いませんので、むやみに故人の所有物を送らないよう注意しましょう

形見は大切な人を身近に感じられる

形見の品は大切な人を身近に感じることができます。大切にしていた品や愛用していた品は、その人を象徴するものとも言えるので、より強く存在を感じることができるでしょう

形見として選ばれる品は、故人が普段から使っていた品や大事にしていた品が多いです。大切な人が使用していた姿を見ていたり、その品に対する想いや、形見との思い出などを聞いたことがあると、故人の存在をより感じられるでしょう。

また、形見を通して故人との思い出を振り返ることもできます。形見の品を見ることで自然と大切な人と過ごした思い出を思い浮かべることができるでしょう。優しかったこと、厳しかったこと、怒られたことなどたくさんの思い出が溢れてくるはずです。

SouSouでは故人の写真を使ったアルバムや年表を制作できる「メモリアルページ」を提供しています。形見だけでなくこれらも活用することで、より大切な人との思い出を鮮やかに振り返れます。

形見の品を持っていることで、大切な人が自分のことをそばで見守ってくれているはずです。良いことがあったり、危険を回避できたりしたときは形見を通して大切な人に感謝を伝えてあげてください。

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この記事を書いた人

株式会社そうそうのメンバーから組織されるSouSou Media編集部は、人やペットのエンディング分野に関するお役立ち情報や"縁起"を形にするエンディングプラットフォーム「SouSou」に関連する情報を記事形式で発信しています。

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