亡くなった人へのメッセージ寄せ書き例文4選と注意点を紹介
お葬式や四十九日など形式はさまざまですが、故人を偲ぶためのメッセージや寄せ書きを書く機会が訪れたらどのようなことを書いたらよいのでしょうか?
急に書くとなっても何から書けばいいのかと不安になる方も多いはずです。ましてや、失礼があってはならないと思うと、余計に戸惑ってしまいますよね。葬儀でのマナーは独特で項目もたくさんあるので、最低限のことを把握しておくと急なことでも困らず書けるでしょう。
この記事では、葬儀などで故人へ送るメッセージを書く上で、 NGな表現を把握できます。また、故人との関係性別にメッセージの例文を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
亡くなった人へのメッセージ寄せ書き例文4選
では、亡くなった人への寄せ書きは、具体的にどのように書いたらいいのでしょう。故人との関係性によって書き方が変わりますが、大事なのは気持ちが込もっているかどうかです。
もし書き方に迷ったら、「今の自分の気持ち→ポジティブな言葉を伝える→将来に向けたメッセージ」という構成を意識するといいでしょう。
ここでは、それぞれの人間関係に応じて具体的な例文を記載しています。当然ながら、実際は故人との関係性に応じて書く内容はさまざまですので、参考程度にしてください。
例文1 友人の場合
- まだ信じられないけど、小学校で出会っていっしょに始めたクラブ活動を高校まで頑張ってきたよね。共に励んできた日々を誇りに思います。どんなときでも優しい笑顔で元気をくれてありがとう。どうか安らかにお眠りください。
- 天国でも笑って元気な◯◯でいてね。そして、空から私たちのことを見守っていてください。ありがとう。
- 親愛なる◯◯さんへ。こんなに早くに旅立たれてしまうなんてとても驚いています。お子さんを遺して逝くなんてとても無念でしょう。どうか天国からご家族を見守ってあげてください。
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例文2 上司の場合
- もっとはやく、直接お会いしてたくさんお礼を言いたかったです。お世話になりました。本当にありがとうございました。
- 突然の訃報に、まだ気持ちの整理がつきません。新入社員の頃からお世話になり、私は◯◯さんのご指導があったからこそ、新しいプロジェクトでも頑張ることができました。改めて御礼申し上げます。
- 突然の悲しいお知らせに言葉がでません。お元気なころのご恩情に深く感謝するとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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例文3 同僚や部下の場合
- このたびは◯◯さんのご訃報に、社員一同、心からお悔やみ申し上げます。生前の◯◯様の多大なる貢献に弊社一同心より感謝しております。安らかにお眠りください。
- この度は◯◯さんの訃報を受け、誠に残念でなりません。◯◯さんの働きぶりや気遣いの良さは、社内ではもちろん取引先の方からも評判でした。そんな◯◯さんとお仕事できたこと誇りに思います。今まで本当にお疲れさまでした。心からお悔やみ申し上げます。
- いまだに、◯◯さんがいない職場に釈然としません。◯◯さんが安心して見守れるようにこれからは私が職場を盛り上げていきます。
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例文4 親戚の場合
- おばあちゃん、子どもの頃からたくさん面倒見てくれてありがとう。おばあちゃんのおかげで辛いことも乗り越えてこれたよ。どうかゆっくり休んでね。
- おじいちゃん、子どもたちをいつも楽しませてくれて本当にありがとう。まだ受け止められないけど、どうか私たちをお空で見守ってください。
- 突然の悲報に接し、ただ驚くばかりです。ご生前のお姿をお偲びし、安らかな旅立ちでありますよう、心よりお祈り申し上げます。
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メモリアルページには「お別れの言葉」を投稿する機能が用意されており、故人に向けたメッセージを集められるようになっています。友人や同僚などの言葉を通して家族が知らない素敵な一面が見えてくるのは、故人の思い出を振り返るのにとてもよい機会になると考えられます。
加えて、SouSouには、大切な人の未来に手紙を送る「タイムカプセルレター」というサービスがあります。日付やイベントを指定することで亡くなった後でも娘や息子にメッセージを予約しておくことができるわけです。物理的に自分が存在しなくなった後でも、想いは残すことができます。終活の一環として大切な人に言葉を残してみるのもよいかもしれません。
亡くなった人へのメッセージを書く時の注意点
葬儀などの特定の場でのメッセージでは、書く上でのマナーがあります。理由は、遺族に不快な思いをさせないためです。何も気にせず書いてしまうと無意識に相手を傷つけてしまうかもしれないので、しっかり理解することが大切です。ここでは寄せ書きを記載するうえで、特に注意したい点を3つ紹介します。
注意1 頭語や時候の挨拶は記述しない
第1に、お悔みのメッセージは頭語や時候は必要なく、お悔みの言葉をすぐに書くのがマナーです。頭語とは文章の先頭にくる「拝啓」などのことで、通常の手紙の冒頭に書くのが当たり前かもしれません。しかし、遺族に不快な思いをさせてしまう場合もあるため注意しましょう。
注意2 忌み言葉を使わない
第2に、メッセージを書く際の注意点として、忌み言葉を控えましょう。
忌み言葉とは、特定の場面で慎むべき縁起の悪い言葉のことです。例えば、不吉なことや不幸が続く連想をさせる「たびたび、いろいろ」などの重ね言葉や「再び、何度も」などの続き言葉があります。ほかにも、「死ぬ」「生きていた」など直接的な表現による言葉もマナー違反です。
また、宗教や宗派によって避けるべき表現もあります。キリスト教は天に召されることが喜ばしいと判断されるため、「安らかに眠られますようお祈りいたします。」という表現が望ましいです。仏教でよく使われる「ご冥福をお祈り申し上げます。」や「お悔やみ申し上げます。」などの表現はしません。
最低限のマナーを心得ておくことが遺族の気持ちに寄り添うことにも繋がるため、ぜひ覚えておきましょう。
注意3 故人のプライバシーを尊重する
第3に、故人の過度な詳細やプライベートな情報は公にしないようにしましょう。
いうまでもなく、寄せ書きは第三者が必ず閲覧する内容になっています。それにもかかわらず、故人のプライバシーに関わるような内容を記載すると、遺族や友人が見た時に気分を害するおそれがあります。
故人が知られたくないような思い出のエピソードは胸に留めて、だれが読んでも差し支えのない心温まる言葉を選ぶことを意識しましょう。
残された家族に配慮したメッセージを残そう
残された家族が、1日でも早く平穏な日々に戻れるようにと気持ちを込めて、最低限のマナーを守って書くことも重要です。メッセージは故人を偲ぶために言葉として残すものですが、見るのは遺族であるからです。
繋がりのある人からのメッセージを見て、遺族が故人に対して新しい一面を見つけることで気持ちが落ち着くこともあるため、ぜひ考えたことを文字に残して思いを伝えましょう。
また、寄せ書きを集めるのに便利なデジタルサービスもあります。残された家族のために、友人を代表してお別れの言葉を集めることもまた供養のひとつになるかもしれません。
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