ペットの死を自分のせいと責める人たちに知ってほしい5つのこと
ペットが亡くなってしまったのは自分のせいと責める人たちは多いのではないでしょうか?
少しの間そばを離れたり、目を離したりした際に大切なペットが亡くなってしまったという経験がある人も少なくないはずです。しかし、ペットが亡くなる原因は複雑であり、決してあなたのせいであるとは限りません。
こちらの記事では、ペットが亡くなったのは自分のせいだと責める人たちに知ってほしいことや罪悪感を感じた時にしてほしいこと、日常的に供養する環境つくりについて紹介します。
ペットの死を自分のせいと責める人たちに知ってほしい5つのこと
大切なペットが亡くなってしまい、その責任が自分にあると考えてしまう人は大勢います。ここでは、自分のせいでペットが亡くなってしまったと考えてしまっている人たちに知ってほしいことを5つ紹介します。
その1 ペットが亡くなったのはあなたのせいではない
第1に、ペットが亡くなってしまったのはあなたのせいではないことです。ペットが亡くなる原因は老衰や病気、突然の事故など、私たちではどうしようもないケースがほとんどです。
それでも、「自分が一緒に居られれば」や「ペットの変化に気付けていれば」などと考える人は多いでしょう。大切な家族だからこそ、体調の変化に気付きそばにいてあげたかった気持ちはよくわかります。
しかし、ペットの体調の変化に気付くことはとても難しいでしょう。動物は本能的に自分が弱っていることを隠す習性があります。これは、けがや病気などで身体が弱っていることを外敵に気付かれないようにするためです。
長く一緒に過ごしてきた飼い主や家族の皆さんのことを敵として認識することはまずないでしょう。ですが、本能的に自分が弱っていることを悟らせないようにする習性と、長く一緒に過ごしてきたからこそ心配をかけたくないという想いから、より気付かれないように隠そうとしたのではないでしょうか。
あなたを気遣い、身体が弱っていることを隠されてしまっては、見抜くのは簡単ではありません。大切なペットが亡くなったのは自分のせいだと考えてしまうかもしれませんが、そこにはあなたを気遣い心配させまいとしたペットの優しさもあったはずです。その想いを受け止め、尊重してあげてください。
その2 今のあなたを見て何と言うだろう
第2に、「亡くなったペットが今のあなたを見たら何と言うだろう?」と考えてみてください。きっと「今まで大事にしてくれて幸せだった。ありがとう」と感謝の言葉を送ってくれるのではないでしょうか。
ペットが亡くなってしまったのは自分のせいだと責めてしまうのは、それだけペットのことを愛していたからだと思います。その気持ちはきっとペットにも伝わっているはずです。亡くなったペットも同じくらい皆さんのことを愛していたことでしょう。しかし、いつまでも自分のせいで亡くなったと責め続けていると心配をかけてしまいます。
あなたが亡くなったペットに見せる姿は自分を追い詰め悲しみに暮れる姿でしょうか。そうではなく、亡くなったペットと過ごすはずだった今を、その子の分まで笑顔で過ごすことのはずです。
大切なペットがいない生活は辛く苦しいものでしょう。ですが、その1日はペットが生きていたかった1日です。大切なペットのためにも顔を上げて前を向いて日々を過ごしてください。
すぐに気持ちを切り替えて前を向くことができない人もいるでしょう。気持ちの整理に時間がかかる人もいるはずです。ゆっくりで構いませんのであなたのペースで前を向きましょう。
大切なペットのために自分を責めることができるあなたは優しい心を持っています。大切なペットのためにきっと前を向ける時が来るでしょう。
その3 1人で抱え込まない
第3に、ペットを亡くしてしまった気持ちを1人で抱え込まないことです。大切なペットを亡くした悲しみや辛さを人に話すことは、その気持ちを和らげることにつながります。
しかし、人によっては否定的な言葉をかけられる場合もあるので、あなたがペットのことを大切にしていたことを知っている人や、同じようにペットを亡くした経験がある人に気持ちを打ち明けるのがいいでしょう。
また、周りの人に迷惑をかけないように我慢してしまうとより一層自分を追い込んでしまう可能性があります。自分が今抱えてる気持ちを誰にも話すことができず、より深く自分を責めて傷付けてしまうこともあるでしょう。
あなたがペットのことを愛し大切にしていたことを知っている家族や友人は、あなたの力になりたいと思っているはずです。自分を追い詰めてどうしようもなくなる前に、勇気を出してあなたの抱えている想いを相談してください。
その4 ペットはあなたに感謝している
第4に、亡くなったペットはあなたに感謝していることです。ペットはあなたが愛情を持って接してくれていたことにきっと気付いています。
ペットが亡くなったのは自分のせいだと責めている時、後悔や悲しみを抱いているでしょう。「やってあげたいことがたくさんあった」「もっと一緒にいたかった」と心を痛め、涙を流すこともあるはずです。
やり残したことを悔やみ、悲しさから涙を流すことはそれだけあなたがペットのことを愛し大事にしていた証拠です。そしてその気持ちは亡くなったペットにも伝わっていることでしょう。
動物たちと言葉を交わすことはできませんが、気持ちを通じ合わせることはできます。あなたが嬉しい時は一緒に喜んでくれたり、逆に元気がない時は寄り添って元気づけたりしてくれていたはずです。ペットもあなたからの愛情を感じ、幸せを感じていたことでしょう。
その5 亡くなったペットは生涯を生き切った
第5に、亡くなったペットはその生涯を精一杯生き抜いたことです。ペットが亡くなったのは自分のせいだと責める人たちのほとんどが、ペットの「死」に意識を捕らわれています。
そのため、悲しいことや辛いこと、やり残した後悔ばかり考えてしまい、大切なペットと過ごした素敵な時間を忘れている人も多いのではないでしょうか。
確かに、亡くなってしまったペットとはもう会うことはできません。日課の散歩に行ったり、一緒にお出かけしたりして触れ合うことができないのはとても辛く悲しいことでしょう。
しかし、ペットと過ごした日々はそれ以上に幸せな思い出がたくさんあるのではないでしょうか?楽しい時間を共に過ごし笑いあった時間はかけがえのない瞬間だったはずです。
ペットとのお別れは避けられないことですが、自分のせいで亡くなってしまったと責めるのではなく、最後まで立派に生き抜いたことを褒めてあげてください。
ペットに罪悪感を抱いたときに考えるべきこと
亡くなったペットに対し罪悪感を抱いてしまった場合はどうしたらよいでしょうか?
ここでは罪悪感を抱いてしまった時に考えるべきことを3つ紹介します。
- 2−1その1 ペットと過ごした想い出を振り返る
- 2−2その2 メモリアルグッズを制作する
- 2−3その3 亡くなったペットに何をしてあげられたのかを考える
その1 ペットと過ごした想い出を振り返る
第1に、ペットと過ごした想い出を振り返ることです。そうすることでペットと過ごした日々が幸せなもので溢れていることに気付くことができます。
ペットが亡くなったのは自分のせいだと責めたり罪悪感を感じる人は多いです。体調が良くないことに気付けなかったことや、最後の瞬間そばにいてあげることができず寂しい想いをさせてしまったことに申し訳なさを抱いてしまうでしょう。
そんな時は大切なペットと過ごした日々を思い出して下さい。きっと思い出の中にいるペットは幸せな表情をしているはずです。毎日の散歩や何気ない日常、一緒に行った旅行など振り返るとペットとの想い出が次々と溢れてくるのではないでしょうか。
楽しかった想い出や幸せな想い出、当時は怒ってしまったけれど、振り返ると「こんなこともあったな」と笑顔になれることがたくさんあるはずです。ペットと過ごした日々を振り返ることで、自分はこんなにも大切に想い愛していたこと、幸せな時間をプレゼントできていたことに気付けるでしょう。
その2 メモリアルグッズを制作する
第2に、メモリアルグッズを制作することです。大切なペットの遺品や写真をメモリアルグッズにすることで、ペットとの幸せな思い出を振り返ることができます。
大切なペットを亡くした後、罪悪感から気持ちが沈んでしまうことは仕方のないことです。そんな時はメモリアルグッズの制作を考えてみてください。
メモリアルグッズを作ることで、大切なペットの存在を身近に感じることができます。キーホルダーやアクセサリーにして身に着けたり、位牌やフォトフレームを自宅に飾ることでいつでも大切なペットと一緒にいられるでしょう。
また、ぬいぐるみにすることでなでたり、抱きしめたりすることもできます。皆さんの抱えている罪悪感の全てをなくすことはできないかもしれませんが、メモリアルグッズとして形にすることで皆さんの幸せを亡くなったペットにも伝えてあげることができるでしょう。
その3 亡くなったペットに何をしてあげられたのかを考える
第3に、亡くなったペットに何をしてあげられたのかを考えることです。元気だったころに大切なペットへしてあげられたことはきっとたくさんあります。
亡くなったペットに対して、してあげられなかったことを考えてしまうことは当然です。ですが、それと同じかそれ以上にペットのためにしてあげられていたことも多いのではないでしょうか。
写真を見返したり遺品を整理したりすることで、どんなことをしてあげられたか振り返ってみてください。お誕生日にはおいしいごはんをあげたり、いろいろなおもちゃを買って一緒に遊んだり、素敵な思い出が溢れているのではないでしょうか。
大切なのは亡くなったペットにしてあげられなかったことよりも、自分は何をしてあげられたのかを忘れないであげてください。きっとたくさんの幸せをプレゼントしてあげられていたはずです。
日常的に供養する環境を整えよう
大切なペットのことを忘れない日頃から供養できる環境を整えましょう。ペットのことをいつまでも忘れずにいることができます。
亡くなったペットのことを供養する方法は、納骨堂や合同墓、手元供養などさまざまですが、日常的に供養できる環境としては手元供養がおすすめです。
納骨堂や合同墓だと、供養するたびに納骨した場所や埋葬した場所に足を運ぶ必要がありますが、手元供養だとその必要がない上に少ないスペースで供養できます。
キーホルダーやアクセサリーにして持ち歩くことでどこでもペットのことを振り返ったり、自宅のリビングや寝室に小さな祭壇を作りミニ遺骨や位牌、写真、花などを飾ったりすることでペットとの想い出にゆっくり浸ることができます。
大切なペットのことをいつでも想っていたい人は、日々の生活の中でいつでもペットのことを想い供養できる環境を要しすると良いでしょう。
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