ペットロスで後追いした人はいる?大切な家族を亡くした時にできること
あなたはペットロスを経験したことはありますか?
大切な家族の一員であるペットが亡くなったときに、筆舌に尽くせぬ悲しみを体験しますよね。なかには、生きる希望を失って、後追いを考えるほど深刻なペットロスに苛まれる人たちもいるかもしれません。実際のところ、ペットが亡くなったことをきっかけに生きることを考えられなくなった方はいるのでしょうか?
この記事では、「ペットロスで後追いした人はいるのか?」という疑問について考察しています。また、大切なペットを亡くしたときにできることにも言及しているので、ペットロスを経験した方たちは参考にしてみてください。
ペットロスで後追いした人はいる?
さて、ペットロスを経験して後追いした人はいるのでしょうか?
結論から言えば、国内のニュースでペットロスが原因で自ら命を絶った人がいるという事実はありません。けれども、大切なペットを失った悲しみから後追いを考える人たちは数多くいると考えられます。具体例を挙げると、芸能人の小柳ルミ子さんは愛犬の死をきっかけに後追い自死を考えたと告白しています。1
ペットロスで深い悲しみを感じている人たちにとって、大切な家族な亡くなったと同義ですから後追いを考えるのは不自然なことではないのです。
ペットロスで後追いしたくなる人の心理
それでは、ペットロスを感じている人たちは、具体的にどのような心理状況なのでしょうか?
ここでは、ペットロスで亡くなった人の心理について3つの視点から説明していきます。
心理1 生きがいを失った
第1に、ペットロスで後追いしたくなる人たちは生きがいを失っている可能性があります。
特に、自分の人生で具体的に実現したいことがない人たちにとって、「ペットと幸せに暮らす」という目的は生活の大きな支えになっていると考えられます。すなわち、家族の一員であるペットのために仕事や家事を頑張っている人たちもいるわけです。
だからこそ、大切な愛犬や愛猫が亡くなってしまうと、仕事や家事を頑張る理由がなくなり、塞ぎ込んでしまうケースがあるのです。「一体、これから何のために生きていけばよいのか?」という虚無感が後追いを想起させるおそれがあると考えられます。
心理2 大切な家族を亡くして孤独を感じる
第2に、大切な家族を亡くして孤独を感じていると考えられます。
一人暮らしの人たちにとって、ペットは唯一の家族である可能性があります。そのため、ペットが亡くなってしまうと、ひとりぼっちになって寂しい気持ちから後追いしたくなるおそれがあるのです。また、こどものいない夫婦にとって、ペットは自分たちが協力して保護すべき唯一の存在です。まさに、こども同然のように育ててきた「親」という自覚を思っている人たちもいるでしょう。
今までは当たり前のように一緒に暮らしてきた家族がいなくなるのですから、孤独を感じて生きる希望を失ってしまうのは、ペットを大切に思う人たちからすれば自然なことなのです。
心理3 亡くなったペットに会いたい
第3に、後追いすることで亡くなったペットに会えると信じている人たちもいます。
大切な家族が亡くなった後に、もう一度会いたいと願うのは決しておかしなことではありません。特に、「あの世」や「天国」という死後の世界があると信じている人たちからすれば、自分が後追いすればペットと同じ世界にいけると考えるのかもしれません。
ペットを飼った経験のない人たちからすれば、大袈裟かと思うかもしれませんが、愛犬や愛猫は家族同然の存在です。「自ら命を絶ってでも会いたい」と思うくらい強い喪失感を抱いているのです。
大切なペットを亡くしたときにできること
とはいえ、ペットロスで深い悲しみを負ったときに、具体的にどのように対処すればよいのでしょうか?
一概には言えませんが、ここでは2つのできることを紹介していきます。
その1 ペットの生きた証を残す
はじめに、ペットの生きた証を残すことで大切な家族の供養を行うのも選択肢のひとつです。
例えば、ペットが生まれてからの思い出を整理して年表を作ったり、写真や動画をまとめたりすることで、愛犬や愛猫と一緒に過ごしたかけがえのない時間を残しておくことができます。「また会いたい」という気持ちが芽生えたときにペットの写真を見返し、楽しかった日々を思い出しながら偲ぶのもペットロスとの向き合い方のひとつです。
ライフエンディングプラットフォームのSouSouでは、ペットが生きた証を残せる「メモリアルページ」という機能があります。アルバム機能もあるので、家族間で写真を共有することも可能です。ご興味のある人は一度、サービスページをご覧ください。
なかには、ペットロスで強い喪失感を抱いている場合、写真や動画を見るのはかえって辛いかもしれません。実際、愛犬や愛猫の写真を見ると泣いてしまうのが辛くて、自宅に写真を飾っていない人たちもいます。
なお、自宅でペットの供養を日常的に行うために手元供養品を購入する方もいます。遺骨を手元供養品に入れて、日常的に追悼することでペットの死との向き合い方を自分なりに位置付けられるようになるかもしれません。加えて、亡くなったペットを身近に感じられるようにキーホルダーやフォトフレームを作成する人たちもいます。
SouSouでは、ペットの写真や思い出の出来事を整理した年表を登録したデジタルページと連動する新しいメモリアルグッズを作成しております。具体的には、次のような商品があります。
これらの商品にスマホをかざすだけで、ペットの生きた証を記録したページにアクセスして、いつ、どこにいても、大切な家族の思い出に触れることができます。気になる人は商品ページにアクセスしてみてください。
その2 周囲の人に話を聞いてもらう
続いて、自分が信頼する家族や友人にペットロスの悲しみを聞いてもらうのもよいでしょう。
一人で喪失感に耐え続けるよりも、だれかに悲しみの感情をありのまま受け止めてもらうことで気持ちが楽になることがあります。もちろん、大切な家族を亡くした苦悩が消えるわけではありませんが、一人でいるとネガティブな気持ちが深刻化するおそれもあります。
特に、ペットを亡くした経験のある人だったら、あなたの気持ちを理解してくれるはずです。やはり、同じような体験を持っている人のほうが辛さを共有できますから、相談する相手を選ぶことが大切です。
かけがえのない存在と出会えたことに感謝
生きとし生ける者には必ず寿命があります。こればかりは真理ですから、どうしようもできないのが現実です。心から愛したペットとの死別は飼い主にとてつもない喪失感をもたらします。「後追い」を考えるくらい悲しいのは、それだけ愛していたからです。
けれども、あなたが愛情を注いできた愛犬や愛猫もまた自分がいなくなった後でも幸せに過ごしてほしいと願っているかもしれません。ペットの気持ちを代弁することはできませんが、大好きな家族が不幸になるのは嫌なはずです。
悲しみを消すなんてことはできませんが、この世でかけがえのない存在に出会えたことに「ありがとう」の気持ちを持って、大切な家族の分まで幸せに生きる道を探してみることが供養になることもあるのではないでしょうか。
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